上田交通 別所線 5000形
 
 
   ◆別所線 5000形 1954年製

別所温泉駅で肩を並べた5002・5003。
左が折り返し快速上田行、右が後発の各駅停車上田行である。
現在は駅構内のポイントが省略され、駅舎寄りの1本のみで全列車が発着している。 1990年8月

元東急の5000形、1986年10月の昇圧と共に入線。(別所温泉にて) 1990年8月

1993年5月に同じく元東急7200形に置き換えられるまでの6年半の間、
塩田平を駆け抜けた。短い活躍期間に終わったと言える。(下之郷にて) 1990年8月

5000形が登場して間もなく、別所線に快速が登場した。(別所温泉にて) 1990年8月

当時の上田駅の風景。側線が無くなった他は昇圧前の風景を色濃く残している。
ホームの向かいに別所温泉の各旅館の看板が並んでいた。 1990年8月

元東急5000形と生え抜き5250形の並び。(別所温泉にて) 1990年8月


 ◆別所線 快速列車の話

別所線には平成2年3月10日のダイヤ改正から1往復の快速列車が設定された。
上り(上田方面)は、別所温泉の宿泊客のチェックアウトに合わせ、別所温泉9:40発・上田着10:00。
下り(別所温泉方面)は、逆にチェックインの時間を意識してか、上田14:05発・別所温泉14:25着であった。

 停車駅: 上田 - 城下 - 上田原 - 下之郷 - 塩田町 - 別所温泉

しかし、宿泊客の足並みが揃うチェックアウトに比べ、チェックインの時間は元々ばらつく物であるため利用客が伸びず、
誕生から約3年が経過した平成5年3月16日のダイヤ改正で、下り(別所温泉方面)の快速が廃止されてしまう。
上りのみの運行になってからも、別所温泉9:40発のダイヤのまま快速列車の運行は継続されていたが、
ついに平成6年9月4日のダイヤ改正で廃止され、別所線の快速列車は非常に短い生涯を終えた。
※当時の資料が乏しい為、ダイヤ改正日に誤りがあったらすみません…


 

な、なんと別所線で活躍した5001号車は引退後、古巣渋谷に戻り、ハチ公の目の前に鎮座しています。
2010年5月26日撮影
 

電車とバスの博物館で見つけた、上田交通 別所線 5000系。
2019年2月3日 電車とバスの博物館にて
 






 


 
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